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メロンの告白

(2003/6/5より続く)追記の追記の追記
 ☆1345記念日
今季限りでユニフォームを脱ぎます王さんが辞任会見の時に語りました「ときめき」というお言葉。

その素晴らしいお言葉をあらためて噛みしめておりますジャパさんであります…

そんな訳で昨日は、映画版『嫌われ松子の一生』を観ました(監督・脚本:中島哲也 原作:山田宗樹 出演:中谷美紀/瑛太/伊勢谷友介/香川照之/市川美日子/黒沢あすか/柄本明/柴咲コウ/BONNIE PINK/ゴリ/劇団ひとり/木村カエラ 他)。

物悲しい話ではありますが、コミカルな演出でかなり笑えましたし、映像美も素晴らしく、まるで極彩色の文学を読んでいるかのような錯覚におちいる作品でありましたね。

主人公・松子は数々のダメダメなチョイスばかりしてしまいますが、どこか愛すべきキャラは、やはり人間誰しもが持つ、寂しさや弱さに共鳴できるからかも知れませんね。

過去があって今があり、今があって未来がありますが、人の一生とはなんだかよく訳がわからないものでありますな…


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インダストリアル界の帝王に君臨いたします「スロッビング・グリッスル」がラスト・ライブ直前に行いましたパフォーマンスを収めました『THROBBING GRISTLE/“DIMENSIA IN EXCELSIS” live in L.A. 22.5.1981』で御座います。 “スログリ”のライブ・アルバムはチャンス・オペレーション的要素があり、どれをとっても一聴の価値がありますが、中でもこの圧倒的な怒涛のライブ・アルバムは秀逸。 神曲「ディシプリン」も収録いたしておりますよぉー☆


| ジャパニーズ・タカハシ | - | 23:43 | - | trackbacks(0) |
 ☆1344記念日
最近は疲労困憊中でヨロヨロのジャパさんであります。

とにかくなんだかんだと時間がないのですが、充実した時間を有効に過ごしているわけではなく、浪費による人生の摩耗を感じておりますね。

「鳴かず飛ばず」というよりも、むしろ“飛ばず鳴かず”のジャパさんであります…

そんな訳で本日は、『オランダ人が撮った日本の記録写真展』を観に、東京ミッドタウン内「六本木富士フィルムスクエア1Fギャラリー」へ行って参りました(入場無料 今月30日 火曜日まで)。

ハンス・ブリンクマンさんと、エイスブランド・ロッヘさんが銀行員として来日し、その後在住いたしました昭和20〜30年代当時の日本の日常風景写真を、日蘭修好通商条約締結150周年を記念いたしまして今回展示しております。

ひじょうに味わい深くノスタルジーに満ちた作品群でありましたが、過去の時代というよりも、不思議なことに夢や希望にあふれた、未来さえも感じることができる作品展でありましたね…


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東京ミッドタウン内「六本木富士フィルムスクエア1Fギャラリー」は、ミッドタウン正面入口、六本木交差点から乃木坂へ向かう外苑東通りに面したところに御座います(交差点から徒歩約4分)。 『アメトーーク』でお馴染みのホテル「アイビス」は、路をはさんだすぐ近くでありますよぉー♪


| ジャパニーズ・タカハシ | - | 23:59 | - | trackbacks(0) |
 ☆1343記念日
昨日は秋分の日ということで、渋谷「Bunkamura ザ・ミュージアム」へ、英国ヴィクトリア朝絵画の巨匠『ジョン・エヴァリット・ミレイ』展を観に行って参りました(10月26日 日曜日まで)。

解説によれば「ミレイは19世紀イギリスにおいて、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティやウィリアム・ホルマン・ハントとともに“ラファエル前派兄弟団”を設立した画家として著名であるが、それのみならず彼は歴史画、風俗画、人物画、風景画のジャンルにおいてもこの時代、最も重要な画家であった。」とのこと。

「夏目漱石」が感銘を受け、『草枕』の中で語られ、日本のプログレ・バンド「ジェラルド」の『虚実の城』のアルバム・ジャケットにも使用されました生の《オフィーリア》は、やはり圧巻で御座いました。

そして、上流階級の肖像画から書籍の挿絵までもこなし、“永久貴族”の称号も得ましたミレイのその作品群は、まさに“ストロング・スタイルの芸術”でありましたね…


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ジャパさんは向かって左の《オフィーリア》、晩年に描かれました《露にぬれたハリエニシダ》のポストカードを御購入。 どちらにも「植物」が緻密に描かれており、自然界の生命力と儚さが持つ、虚無的な永遠性を感じさせる神秘的な両作品でありますよぉー☆


| ジャパニーズ・タカハシ | - | 23:59 | - | trackbacks(0) |
 ☆1342記念日
本日は、高田馬場のライブハウス「AREA」へ、VINYL JAPAN PRESENTS『JOHN FOXX 来日公演 LIVE IN TOKYO』を観に行って参りました。

“テクノ・ポップ/エレクトリック・ポップの神 ジョン・フォックス奇跡の25年振りの来日公演!”と銘打たれました二度目の日本公演でありまして、ジャパさんは中学生の頃、ゲイリー・ニューマンのオススメにより、その時はすでに脱退しておりましたが、ウルトラヴォックス在籍時からのジョン・フォックスにハマりましたので、まさか“生フォックス”を体験できるとは思いもよりませんでしたね。

今回は90年代からの盟友「ルイス・ゴードン」を伴い、傑作アルバム『METAMATIC/メタル・ビート』からの数曲をはじめ、ソロ黄金期のヴァージン時代のシングルやアルバム曲、最近の曲、さらにはウルトラヴォックス時代の曲までも披露。

そしてまさかのあの曲も現代風アレンジで演奏いたしましたよぉー♪


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会場となりましたライブハウス「AREA」は、JR「高田馬場」駅を早稲田通り側に出まして横断歩道を渡り左に徒歩3分、「西友ストアー」の地下に御座います(明日22日月曜日が最終日)。 “静かなる男”が魅せたド爆音の素晴らしいライブの後、駅へと向かう途中、感慨に耽りながらふと思いましたのは、80年代パンク・ニューウェーヴの時期、数々のアーティストに多大な影響を与えましたあのジョン・フォックスが“学生の街・高田馬場”にやって来た事実自体、なんだか夢のような出来事であったなぁと… この企画を立てていただいたVINYL JAPANさんに感謝感謝でありますぉー♪


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 ☆1341記念日
昨日は、原作:若杉公徳/監督:李闘士男の『デトロイト・メタル・シティ』を観に、池袋サンシャイン通りに御座います「テアトルダイヤ」へ行って参りました(出演:松山ケンイチ/加藤ローザ/松雪泰子 他)。

駅から映画館へ向かう途中のチケット・ショップにて、『DMC』の入場券を購入しようとしましたところ、店員さんから「本日ならば劇場の方がお安いですよ」と、商魂に走らない愛あるプチ情報を教えていただきました。

昨日水曜日はレディース・デーということもあり、ある程度の混雑は予想しておりましたが、なんとテアトルダイヤは人類愛に満ちあふれた映画館でして、行ってみますと男性も水曜日はポッキリ1000円でありました!(◎o◎;)

ある意味で性別を超越した“ヒューマン・デー”でありますよぉー♪

しかしながら、地下へ降りる階段は外にまで列ができ、すでに立ち見オンリー状態でありましたので、ガッツのみじんもないジャパさんはあっさりと退散いたしました…


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日本のプログレッシブ・バンド「四人囃子」の1974年ファースト・アルバムにして日本ロック界の伝説的名盤、『一触即発』で御座います(ボーナスCDとして同時期のシングル「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」も付属)。 「森園勝敏」さんの無機質につぶやくようなボーカルと、「末松康生」さんによる幻想的でノスタルジックな歌詞が融合する「空と雲」「おまつり」は、まるでシュールレアリスムの絵画を観ているかのような錯覚を起こしてしまいますね。 そしてこのアルバムには参加しておりませんが(シングル曲には参加)、後にプラスチックスのメンバーとなります「佐久間正英」さんも途中加入いたしておりますよぉー☆


| ジャパニーズ・タカハシ | - | 22:48 | - | trackbacks(0) |
 ☆1340記念日
本日は、竹橋「東京国立近代美術館工芸館」へ『こども工芸館 装飾/デコ』展を観に行って参りました(9月23日 火曜日・祝まで)。

夏休み向けちびっこ企画でもあったようでして、解説によれば「今回の展覧会では、大人と子供が一緒になって工芸の“装飾”に注目することによって、その魅力を発見していただきたいと思います。装飾は、工芸を読み解く手がかりであると同時に、これまで日本人が日本の風土の中で育んできた美意識を示しているのです。」とのこと。

陶器、磁器、蒔絵、織物、彫漆 など、1900年前後から現代にいたるまでの装飾を施された箱や花瓶、お皿やおわんの生活用品を中心に展示。

使用を目的とするだけでなく、その装飾するという芸術性と遊び心が現在の“デコ文化”に通ずる部分もあり、そういった角度からも興味深く鑑賞することができましたね。

そして、ちびっこ達が次回自分の意志で足を運ぶようになった時は、また違ったものを感じとることでしょう☆


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同館は入口にて許可を取れば作品を撮影することも可能(一部を除く)でしたので、凡百のジャパさんが今回ハートを鷲掴みにされました「初代宮川香山」作の《鳩桜花図高浮彫花瓶》をパチリと撮影いたしました。 花がメインとなる花瓶にもかかわらず、ここまで見応えのある装飾は、とにかく肉眼で観ていただきたい作品で御座います。 素晴らしい素晴らしい♪


| ジャパニーズ・タカハシ | - | 23:59 | - | trackbacks(0) |
 ☆1339記念日
本日は、『パリ―ニューヨーク 20世紀絵画の流れ フランシス・リーマン・ロブ・アート・センター所蔵品展』を観に、都立府中の森公園内「府中市美術館」へ行って参りました(11月3日 月曜日まで)。

解説によれば、「19世紀末から20世紀紀初めにかけてパリを中心にヨーロッパで芽生えた前衛美術は、大西洋をわたり、第二次世界大戦後のアメリカで大きく花開きました。本展ではその流れを、アメリカのヴァッサー大学付属フランシス・リーマン・ロブ・アート・センターのコレクションから選び出した、74作家86点の作品を通してたどります。」とのこと。

コロー、セザンヌ、デュランド、ムンク、ピカソ、マティス、シャガール、エルンスト、ホッパー、ウォーホルなどなど、バラエティーに富んだ作品を堪能することができましたね。

そして本日は、中学生による職場体験学習を行っており、チケット売場や受付でやや緊張気味にけれん味なく働く少年たちの姿も印象的でありました☆


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「府中市美術館」は、京王線「府中」または「東府中」の両駅北口より共に徒歩約15分で御座います(バスなどの詳細はこちら)。 購入したポストカード「サン・クルーのセーヌ川」は、ムンクの部屋から見えた風景だそうでありますが、ジャパさんの部屋からは何が見えるのでありましょうか…


| ジャパニーズ・タカハシ | - | 21:25 | - | trackbacks(0) |
 ☆1338記念日
昨日は、原作:浦沢直樹、監督:堤幸彦による本格科学冒険映画『20世紀少年』の第一章を、池袋サンシャイン通り東急ハンズの手前に御座います「池袋HUMAXシネマズ」へ観に行って参りました(第三章で完結)。

レディース・デーということもありまして、映画館には沢山のお客さまも入っており、ロビーや客席の熱気もムンムンしておりましたね。

出演が、唐沢寿明/豊川悦司/常盤貴子/香川照之/石塚英彦/宇梶剛士/宮迫博之/生瀬勝久 他、書ききれないほど豪華なキャスト陣で御座いましたが、無学なジャパさんは映画化されるまでこの人気原作マンガ自体まったく知りませんでした。

内容の方は皆さまの方が御存じでしょうからふれませんが、ジャパさんはめちゃめちゃハラドキで、とても面白かったですね。

そして、現在の映画産業はかつての映画界とは価値観や方法論の違う新たな時代のエンターテイメント産業に突入しているんだなということを、ひしひしと実感いたしました…


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原作にかなり近いかたちで映像化したと聞きました『20世紀少年』を観まして、色々な意味で『エヴァンゲリオン』以来の衝撃を受けましたジャパさん。 来年の1月31日からは第二章の公開も決定しており、今から楽しみでなりません。 ジャパさんがからっぽの日常をぐだぐだと送っている間に、世の中には様々な才能が生まれ、文化形態も多様化していることに気づき、なんだか“東京のルバング島”に生きているような錯覚に襲われ、ぶるぶるっといたしました周回遅れなルルルルのジャパさんで御座います…


| ジャパニーズ・タカハシ | - | 23:40 | - | trackbacks(0) |
 ☆1337記念日
昨日のサタデーナイトは、京橋に御座いますNPO特定非営利活動法人「映画美術学校」へ、映像作家・吉本直紀さんが参加しております「ソニ饅頭工房」制作の短編映画『リズム全体が支配している』を観に行って参りました(出演:大本淳/亀井正敏)。

作品の方は「映画美術学校映画祭2008」の映画美術学校修了生自主制作作品の部で出品されておられましたね。

10分間の映像世界でありながら、ラスト数分間では、その数分がまるで同じ一秒間とは思えないようなぐいぐいと引き込まれる展開となり、ジャパさんの気持ちも前のめりとなりました。

今回は音楽の方も吉本さんが手掛けており、生々しいギター・サウンドと荒々しいドラムが印象的な作品でもありましたね。

ジャパさんはこうした映画に対する多くの志を持った方々の集まる場に足を運んだことも初めてでしたし、“ソニマン”の野田さんからも色々と勉強になるお話も聞けましたので、ひじょうに実りのある週末でありました☆


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「映画美術学校」は東京メトロ「京橋」駅3番出口前。 もしくはJR京葉線「東京」駅の2番出口を右、鍛冶橋通りを徒歩5分。 「片倉・キャロン」の看板が目印で御座います。 建物自体、京橋で一番古い1926年(大正15年)に建てられましたヨーロッパ調の魅力的な建築物でありまして、内装はどこもかしこも必見でありますよぉー♪


| ジャパニーズ・タカハシ | - | 22:18 | - | trackbacks(0) |
 ☆1336記念日
ふと気づけば9月。

軟弱な肉体は磨耗し、昨日と同じような日常を繰り返し、今日と同じような明日を迎え、そのためからか、元々なかった思考能力もさらに低下しているようであります。

ジャパさんにとりましての“朦朧の夏”も過ぎ、“愁訴の秋”がやって参りました。

いずれにせよ欝屈した嘆きの日々を過ごしておりますルルルルでヨロヨロの“ニュー・ロール”なジャパさんで御座います…

そんな訳で、本日は『ヴィジョンズ・オブ・アメリカ 第2部「わが祖国」1918―1961』展を観に、恵比寿ガーデンプレイス内「東京都写真美術館・3F展示室」へ行って参りました(10月19日 日曜日まで)。

1961年ケネディ大統領就任までのアメリカを写し出しており、何気ない日常や歴史的場面が写真家達に切り取られたことによって、時代の移りゆく姿、その国に生きた人々の喜怒哀楽がひしひしと伝わってきましたね。

“瞬間の凄み”をあらためて感じることができましたよぉー☆


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今もなお様々な人々が集まるアメリカ。 同展のポスターにもなりました“サッチモ”こと「ルイ・アームストロング」の写真は、日本人写真家「三木淳」氏によるもので御座います。 そして同展では、「ベーブ・ルース」「チャールズ・チャップリン」「マレーネ・デートリッヒ」「サルバドール・ダリ」などのポートレイトも展示されておりますが、従来のイメージとはまた違った視点を味わうことができましたね…


| ジャパニーズ・タカハシ | - | 23:59 | - | trackbacks(0) |
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